ソフトバンクは潰れないのか?

伊太利亜ヴェニス

ソフトバンクグループの孫正義社長が、友達の友達は皆友達だのコネを使って、トランプ次期米大統領とニューヨークの超豪華マンション、トランプ・タワー、別名NYのホワイトハウスで会ったそうな。

そして、孫氏さんは、米国の新興企業などに総額500億ドル(約5兆7千億円)を投資し、約5万人の新しい雇用をつくるとトランプさんに約束したらしいですね。

多くの人々は、拍手喝采をしているようですが、何か胡散臭さを感じますね。

良く言えば、持ちつ持たれつなんでしょうが、悪く言えば、狐と狸の馬鹿し合い。トランプさんなんぞは、孫さんとは初対面なのに「マサ」なんてファーストネームで呼ぶとは、気色悪いなあ。まあ、個人的感想ですけど(笑)。

そもそも、あたしゃ、ソフトバンクが嫌いなんでしょうね。阿漕な商法に嵌って、違約金とやら称する莫大な資産(とは言っても、庶民ですから端金ですが)を掠め取られたせいかもしれません。

序でながら、あたしゃ、阿漕なドコモも東京三菱UFJ銀行も大嫌いです。

ソフトバンクの最大の稼ぎ頭は、携帯とヤフーかもしれませんが、携帯は、傲岸不遜で大名商売しかできないドコモの顧客をナンバーポータビリティとか何とかで獲得しただけ。

ヤフーなんか、本家本元の米国ではとっくの昔に負け組となって倒産寸前なのに、日本で残っているのは、孫さんの力量ですが、日本ではまだインターネットのイの名前も知られていない時代からの先駆者として、大手マスコミのニュースをタダ同然で仕入れて、他人の褌で相撲を取っているだけで、暴利を貪っているようにみえます。

また、そもそもですが、トランプさんに約束した5兆7000億円なんて、何処から捻出するんでしょうかね?

一部の噂では、某メガバンクから出ているらしいですね。本来、メガバンクがやるべき金貸業を、からっきし度胸と才覚がないものだから、孫さんに丸投げしているというのが真相らしいですが、もし、失敗したら、メガバンクも確実に潰れますね。

何しろ、ソフトバンクは10月に、テクノロジー分野への投資拡大を目指して総額は1000億ドル(約10兆円)規模のファンドを設立すると発表したばかりです。

今のところ、サウジアラビア政府系ファンドが最大450億ドルの出資し、ソフトバンクは今後5年で250億ドル(約2兆6000億円)以上出資すると宣言しております。

これに先立つ7月、孫さんは、次期社長に指名したはずの副社長アローラさんをクビにして、退職金として68億円を払っています。

2014年に米グーグルからソフトバンクにスカウトしたアローラさんには、孫さんは2年間で総報酬額として300億円超支払った、と日経新聞が報道しております。

庶民からなけなし無しの小金を集めて財を成した彼が、英雄ともてはやされる時代と風俗には、あたしゃ違和感を覚えますねえ。