生涯現役

ミラノ スカラ座

今年のノーベル医学生理学賞で、オートファジー研究の大隅良典東工大栄誉教授(71)が受賞しました。京洛先生もボヤボヤしていられません。

私は、アカデミズムの世界には疎いのですが、栄誉教授という称号は初めて聞きました。国立大学の定年は、60~65歳のようです。一方、私立大学は65~70歳なので、大抵の国立大学の教授は、定年後、私立大学に移籍されます。

大隅氏は71歳ですから、名誉教授になるのが普通でしょうが、いまだに「現役」として研究生活を送ってらっしゃるようなので、栄誉教授になるのでしょう。

大学によって、千差万別ですが、ある大学は、名誉教授とはいっても、名前だけで、それこそ研究室も何もかも召し上げられ、「出社に及ばず」(笑)で、研究費も交通費も出ない。まさに、名誉職のようです。

栄誉教授となると、ある程度、面倒を見てくれるということなのでしょうか?

やはり、男は「生涯現役」が理想的です。

こんなこと書くと、最近一流クオリティペーパーにも頻繁に現出する広告みたいですが、お間違えにならないように(笑)。