餌場に困らない Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
昨晩放送されたNHKスペシャル「最新科学が解き明かす健康長寿 スーパー100歳の秘密」は、ブラタモリの前のアシスタントだった桑子アナが出るというので、見ただけですが、なかなか面白かったです。
桑子アナは髪の毛がボウボウでした…。という話ではありませんでしたね(笑)。
どうせ、この番組の著作権は天下の神南放送局にありますし、有象無象のたくさんの方がネットで感想文を書いているでしょうから、本当はテレビの話題は避けたいのですが、ま、備忘録として自分勝手に創作しておきます。
餌場に困らない Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
現在、100歳を超える日本人は6万5692人、世界で45万人いるそうです。…凄い、まるでメモしたみたいですね(笑)。
健康で長寿を保つには、どんな要素が強いのか、というのがこの番組のテーマでした。
よく、英語で、
Nature or nurture ?
と言うことがあります。
Nature and nurture.
は、「氏と育ち」という意味になりますが、
Nature or nurture ?
は、「遺伝か? 環境か?」と意訳できるでしょう。
つまり、生まれつきのもので、長寿が決まるのか、生活習慣で、長寿になれるのか、という永遠の課題です。
それが、最新の研究で、同じ遺伝子を持っている双子を長年追跡調査した結果、遺伝子的要素が25%、環境的要素が75%だったことが分かったというのです。
つまり、生活習慣を心掛ければ、いくらでも健康で長生きできる可能性があることを示唆したわけです。
餌場に困らない Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
番組では、生活環境の改善として、もう昔から言われている(1)食事(魚、野菜、ナッツ)(2)適度の運動(階段の上り下り)(3)心掛けや物事の捉え方ーの3点を挙げておりました。
老化の要因として「慢性炎症」なるものがあるそうです。老廃物を身体内でうまく処理できなくなるわけですね。これが悪化すると糖尿病や動脈硬化、肺疾患などにつながるようです。
この慢性炎症を抑えることが、健康長寿の秘訣となり、上記の3点を実行することが決め手になるということです。
例えば、食事ならリコピン、ポリフェノール、オメガ3脂肪酸のような抗炎症成分の含む食材を採るとか、なるべく身体を動かし、負荷の掛かる運動をするとか、日々、幸福感、達成感、満足感を味わうといったことです。
この最後の満足感については、食欲や性欲や買い物といった「快楽型」では慢性炎症を抑制する効果はなく、仕事や、世のため人のための社会貢献やボランティア、アート作品の発表といった「生きがい型」が効果があるというのです。
世界最高齢で現在116歳のイタリア人のエマ・モラノさんは、毎日ほぼ寝て暮らしながら、「今が人生で一番幸せ」と現状肯定して常に前向きでしたが、こういった人生の終盤でポジティブな感情になることを「老年的超越」と言うのだそうです。
ゲストに出演していた105歳の医師日野原重明さんも「100歳までつらいことが多かったけれど、100歳を過ぎると心が豊かになりポジティブになった」といったようなことを発言されておりました。
うーん、まるで、備忘録用にメモして書いたみたいですね(笑)。